SusHi Tech Challenge
2024のファイナリスト企業である、株式会社Cool
Innovation・COOのDan
Chang氏にインタビューをさせていただきました。
Cool
Innovation社は、革新的な食品保存技術「氷潤」で物流と食品保存に革命を起こすFood
Techスタートアップ。
同社は、初めて自社製品をPRする場としてSusHi Tech Challenge
2024に参加し、500社を超える応募企業の中から見事ファイナリスト7社に選出。スポンサー賞も獲得し、認知拡大のスタートダッシュを切りました。今回のイベント参加をきっかけに会社としてどのようなスケールアップを果たしたのか、お伺いしたいと思います。
- ―――SusHi Tech Challenge 2024においてファイナリスト進出、そしてスポンサー賞の受賞、おめでとうございます!本日はSusHi Tech Tokyo 2024を振り返って、ご感想や貴社の取り組みについてお伺いしたいと思います。
- ―――まずはSusHi Tech Challenge 2024にエントリーされたきっかけをお聞かせいただけますか。
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元々、2024年5月頃から自社ソリューションのリリース開始を検討していた最中に、たまたま「SusHi
Tech Tokyo
2024」の公募が行われていることを知ったため、応募してみました。
弊社としては、まさにグローバル展開を検討していたタイミングであり、イベント全体の規模の大きさやグローバル・サステナブルに力を入れたイベントコンセプトに、強い魅力と弊社事業との親和性を感じました。
しかし、個人的に最も大きなインセンティブとなったのは「ピッチコンテストのセミファイナリスト選出者はブース出展料が無償になる」という特典でした。やはり、我々のようなシードアーリー期のスタートアップにとって、出展料の免除は非常に魅力的でしたし、ピッチコンテストでのPRチャンスもいただけるのであれば、これは参加しない手はないと思いました。
- ―――実際にピッチコンテストやブース出展を行った結果、「SusHi Tech Tokyo 2024」全体にどのような印象を抱きましたか?
- まず、東京都が主導するイベントということで、規模感とクオリティの高さに感銘を受けました。特に海外の参加者が多く、サステナビリティやグローバルな視点を意識した設計が我々の事業内容と非常にマッチしていました。また空港でも「SusHi Tech Tokyo 2024」の広告を見かけたので、PRにも多額の投資がなされていることに驚きました。こうして国全体でスタートアップ業界を盛り上げるための機運醸成をしていただけるのは、日本の一スタートアップとして心強い限りです。また日本のポップカルチャーである「寿司」をイベント名に付けたのは、日本の独自性が感じられてテック領域に明るくない人にとっても身近に感じられるため、個人的には好印象でした。
- ―――「SusHi Tech Tokyo 2024」に参加した結果、どのような成果が得られましたか?
- イベントに参加した当時は、まだ自社のホームページをちゃんとした形で構築できていないような状況でしたが、会場内でのメディア関係者との出会いやピッチコンテストのグランドファイナリスト選出・スポンサー賞の受賞などの実績は、その後の自社技術のPR活動を本格化するきっかけとして多いに活用することができました。
- ―――ピッチコンテストの「SusHi Tech Challenge 2024」は、ファイナリスト7社に入選、スポンサー賞の獲得という素晴らしい成果を収めました。これについて、ぜひご感想をお聞かせください。
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元々出展料が無償になればラッキーというくらいの手ごたえで応募していたため、まさかセミファイナリストどころか、ファイナリストにまで選んでいただけたことに大変驚きました。結果として、ピッチコンテストによるステージ登壇と無償のブース出展によって、会場内の多くの来場者に自社のPRをする機会が得られましたし、スポンサー賞もいただけたことでリリース情報に箔が付くなど、十分すぎる成果を得られました。
一方で、ファイナリスト選出企業の中でも事業内容のサステナビリティは一番高い自信があったため、優勝まであと一歩届かず、賞金1,000万円の獲得チャンスを逃してしまったことは非常に悔しかったです。ただ、他の選出企業の方々のピッチも素晴らしかったため、来年のSusHi Tech Challengeでは、さらにピッチ内容を磨いて、今年1年で築いた実績を積極的にアピールしながらリベンジに挑戦したいと思います。
- ―――最後に来年の「SusHi Tech Tokyo 2025」への参加を検討している企業に、ぜひ経験者として一言いただけますか。
- 「SusHi Tech Tokyo」は、来場者の数も質も非常に高く、グローバル展開やPRの強化に挑戦する場としては最適なイベントです。特にシードアーリー期のスタートアップにとっては、出展料が無償になるチャンスもあるため、参加するメリットしかないのではないでしょうか。まずは応募してみることをオススメいたします。
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■ プロフィール情報
会社名:株式会社Cool Innovation
代表者:代表 坂下 茂
所在国:日本
Webサイト:https://cool-innovation.com/ja
事業概要:株式会社クールイノベーションは、食品ロス削減と持続可能な社会の実現を目指し、革新的な鮮度保持技術を提供するフードテック企業です。同社の技術は、化学処理や特殊な包装を使わずに野菜や果物の鮮度を延ばすことに特化。レタスは30日間、イチゴは45日間、ブドウは3ヶ月、栗は6ヶ月間など新鮮な状態を保つ事ができ、湿度90%以上という高湿度環境でも、段ボールを乾いた状態に維持が可能である。空輸を海運に切り替える事を可能にし、2024年物流問題の解決や農水省の2030年5兆円輸出目標にも貢献する。60ユニット以上を出荷しており、日本、タイ、フィリピン、マレーシアでの展開も進めている。 -
■ SusHi Tech Tokyo 2025
<SusHi Tech Tokyo 2025>
会期:2025年5月8日(木)~10日(土) 会場:東京ビッグサイト
SusHi Tech Tokyo 2025におけるスタートアップブース出展はこちら
(https://sushitech-startup.metro.tokyo.lg.jp/booth-exhibition/)
ピッチコンテスト「SusHi Tech Challenge 2025」へのお申し込みはこちら
(https://sushitech-startup.metro.tokyo.lg.jp/pitch-contest/)